授業上達のために〜記録起こしの大切さ〜
「授業記録をとる」ことが、授業の上達につながることを書きました。
「自分の授業記録を起こす」
ことも同様だと思います。
精神と時の学校では、よく自分の授業をICレコーダーで録音し、それを聞いて授業記録を起こし、それをもとに自分の授業を見直し たり、分析したりしていました。
今でも実践されている方も多いと思いますが。
ICレコーダーを聞きながら、やはり「忠実に」起こしていきます。
私はパソコンで打っていましたが、手書きでしている人もいました 。
研究授業で記録をとる大切さと同じなんですが、
録音した自分の喋りを聞いていると、
「喋りすぎてるな。」
「子どもの発言を捉え切れていないな。」
「口癖が気になるな。」
「語尾が不明瞭だな。」
など、授業をしている自分を客観的にみることができます。
また、授業記録全体を見直して、
「導入に時間をかけすぎているな。」とか、
「もっとこんな手立てがよかったな。」など、
新たな気づきもあります。
授業記録を起こすのはなかなか大変な作業で、「個人研」に使うために、個人研が迫ると起こすという感じでした。
(「個人研」がなかったら、正直あまりしていなかったかも。「個 人研」の詳細についてはまた別の記事で。)
でも中には個人研と関係なく、いつも記録起こししている 人もいて。
やはりそんな人の授業には言葉に無駄が無く、子ども捉えも的確で 、子どもが主体的に学ぶ授業が行われていました。
みなさんも日々忙しく、記録を起こす時間はなかなかないかも知れません。しかし参観授業の時記録をとること同様、自分の授業記録起こしは授業上達の近道 だと思います。
授業記録をとるのは、人の授業を見せてもらわないとできないけど、自分の授業記録起こしは、その気になればいつでもできます。
45分が難しければ
今日の授業は導入の5分だけ。
今日の授業は終末の5分だけ。
できることからしてみてはどうでしょうか。
きっと自分の授業に、 そして子どもに変化が現れると思いますよ。
そうこうしていると、「今日はうまくいった。」授業があるようになり、そんな授業は全部記録を起こしてみたくなって、大切な財産になったりします。
もし、これからICレコーダーレコーダー買てみようという人は、記録起こしが目的なら「数秒戻し」みたいな機能があるものをおすすめしま す。
聞き取れなかったところを戻って聞くにはいい機能です。
ICレコーダーの場合、気軽に録音できる反面、ちょっとしたことで一気に一番最初まで戻ったり、 ちょっと長押しするとあっという間に通り過ぎたりということがあります。
聞き取れ ないところの頭出しがうまくいかないと、それだけで記録起こしがおっくうになっちゃうので、侮れない機能です。
最後はICレコーダーの宣伝みたいになってしまいましたが、読んで頂きありがとうございました。