「精神と時の学校」で学んだこと

「1日が365日」とまではいかないけれど、いた時間以上に多くのことを学んだ学校。そこで学んだことを紹介します。

振り返り 〜授業だけでなく行事でも〜

最近特に1時間や1単元の学びを振り返る「振り返り」が重要視されています。

 

メタ認知するためにも「振り返りが大事」。

 

精神と時の学校では、前回の記事で少し触れたように、1時間の授業、単元だけでなく、行事が終わった後なども学年集会でしっかり振り返りをしていました。

たかが学年会 されど学年会 - 「精神と時の学校」で学んだこと

 

テーマが達成できたか振り返る。

例えば、歓迎遠足のテーマが「自分のチームの1年生の笑顔が見られる遠足にしよう」だったとしたら、笑顔が見られたかどうか。見られたとしたら、何が良かったのか。見られなかったとしたら、何がまずかったのか。

 

自分に付いた力や、まだ付いてない力を振り返る。

みんなと協力する力が付いたよ。下級生に優しくする力が付いたよ。いや、まだ付いてないよ。とか。

 

日々の生活を振り返る

付いた力は、今からの自分達の生活のどんなところに生かせそうか。付かなった力は、どんな場面でつけられそうか。

楽しい行事が終わった寂しさを日常の意欲へと変えます。

 

次の行事に向けて振り返る

一か月後には、三年生との交流があるよ。そこで、今回付いた力をどう使えそうかな。今回失敗したことがあれば、どう生かせそうかな。などと次の行事への見通しと意欲を持たせます。

 

こうやって時間かけて、子どもに言わせたり書かせたりしながら学年集会で振り返る。

行事のあと、感想書かせたり日記書かせたりして振り返ることは良くされていると思います。でもここまでしっかりやることは少ないのではないでしょうか。学年集会て振り返ることで、友達の多様な見方や考え方と出合い、自分でも気づいてなかった付いた力、付いてなかった力に気づくことができる。

 

せっかく、子どもも教師も多くの時間と労力をつぎ込んでやり遂げた行事。より多くの学びと成長に繋がなきゃもったいない。

楽しかったね。思い出に残ったね。よく頑張ったね。それも大切だけど、それだけではもったいない。

だから行事の「振り返り」は大切だと思います。

 

こんな振り返りを繰り返していくことで、毎日の生活にも意欲や見通しを持った子どもへと成長していきます。

 

毎時間や単元の振り返りだけでなく、行事の振り返りは今までどうだったか、みなさんも是非振り返ってみて下さい。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。